新型栄養失調にならないために!
体が低栄養かどうかは血液中のタンパク質の一種でアルブミンという成分量で確認することができます。
アルブミン(ALB)3.5g/dl以下で低栄養、3.8g/dlで予備軍だとされます。
低栄養とはタンパク質不足
新型栄養失調とは、一口で言えばタンパク質不足なのです。
極端に野菜中心の食事をしたり、粗食が健康に良いからと肉類を避けている中高年や極度にダイエットを気にする若い女性などが要注意です。
タンパク質は、筋肉や血管、免疫細胞、臓器など組織の材料になるため、加齢が進んで老化で体が衰えるほど重要になる栄養素です。
老化とは身体の中からタンパク質が抜けて、乾いて、縮んで、ゆがむ変化のことを言うのです。
老化を遅らせるためには、筋肉や骨の材料となるタンパク質を身体に取り込み、たえず補給していくことが大切です。
病院でコレステロールの値にひっかかり、食事制限をしてくださいと医者から言われた方の中には、お肉を一切食べなくなった方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、高齢者にとってはコレステロールは決して悪いわけではないです。
コレステロールは体内で血管を丈夫にしたり細胞膜の原料になります。
むしろ高齢者にとってはなくてはならない成分なのです。
70歳を超えるとむしろコレステロールが多いほど死亡率は下がっているというデータがあります。
総コレステロール値は正常値で130から220ですが、高齢者の場合は男性250、女性が280くらいが良いようです。
肉や卵などの動物性食品を十分にとらないと、血液中のタンパク質の約6割を占める「血清アルブミン」の量が減ってしまいます。
新型栄養失調にならないためにもバランスの良い食事を心がけたいものです。
就寝前
am2時
155
起床直後
7時半
212